歩きお遍路では宿に宿泊する場合、それほど多くの持ち物は必要としません。
私は全て何かしらの宿に泊まりましたので、最小限これだけあれば大丈夫!
という持ち物を紹介します。
目次【本記事の内容】
- 1.歩きお遍路に必要な持ち物とは~準備編~
- 1-1.歩きお遍路のバックパック
- 1-2.バックパックの付属品
- 1-3.歩きお遍路で最良の靴
- 1-4.歩きお遍路の靴下
- 1-5.歩きお遍路で使うカッパ
- 1-6.歩きお遍路で使う服
- 1-7.歩きお遍路の小物
- 2.野宿編
歩きお遍路に必要な持ち物とは~準備編~
歩きお遍路は、荷物の軽さがとても重要です。1キロを甘くみたために、
途中ギブアップ!というのもあり得ます。
持ち物は極力最小限に準備していきましょう。
歩きお遍路のバックパック
バックパックはこれと言うものはありませんが、
登山用のバックで容量は40Lもあれば十分だと思います。
※私が使ったバックはモンベルの40Lバックパックでした。
もし、野宿を予定している場合はここに一人用のテントと寝袋とシート
必要ならクッカー、バーナーと続きます。
パッキングをしっかりすれば大丈夫だと思いますが75L程度あれば
間違いないと思います。
重要なのは必ず専門店で試着、装備をすること。
これがオススメというのはありません。体に合う物を妥協なく選びましょう。
また荷物の重量は10キロ以上になりますので、
出来れば店員さんに目的と使用方法を伝え、最良な物を一緒に選んで貰いましょう。
その辺の量販店で適当に買うと絶対絶対後悔します。
また雨天時の対応も考えましょう。これがいいと決まった自分の体に合うものが
完全防水とは限りません。カバーが必要なものは一緒に買いましょう。
(※お遍路の服装でも紹介しますが、正式な装備として頭陀袋(ずだぶくろ)
というものがあります 本来ならこれに納経帳、線香、蝋燭、数珠、ライター、
地図、財布等を入れ、首にかけて持つのですが、
歩きお遍路に限って言えば凄まじく邪魔です。
もしこだわりが無ければこれは購入せず、
荷物はすべてバックパックの中に入れる事をオススメします。
もし、頭陀袋を持つのであれば上記で紹介したバックパックより
小容量のものでも大丈夫です)
バックパックの付属品
意外と困るのが飲み物とスマホとサイフとカメラ(持っていけば)の入れる場所。
特に雨天時に合羽を着ている時は、スマホや財布を合羽の下のポケットに入れるか
バックの中に入れるかの二択になってしまいました。
これが思った以上にやりづらい。
買ったバックについていなければ、バックのショルダーに取り付けるタイプの収納を
追加購入したほうがいいと思います。
・飲み物ホルダー(500mlペットボトルの入るもの)
・カメラ収納
・スマホ収納
・小銭用のサブ財布(防水)
上記をできるだけ気にせず持てる工夫をしましょう。
何回もバックから出し入れするというのは思っている以上に大変です。
疲労でボロボロになっている時に、ざあざあと雨に打たれ
スマホも簡単に見れない、サイフを出すのも一苦労だと
うわあああああああああああああ(泣怒
ってなります。
・スタッフバック
乾いた衣服と汚れた衣服の入れ物です。完全防水と謳っているバックでも
雨天時バック内はどうしても湿ります。衣服や、濡れてはまずいものを
入れておきます
ビニールの袋とかでもいいですが、ちゃんとしたものは登山用品店にあります。
歩きお遍路で最良の靴
登山専門店(モンベル)で店員さんに選んで貰ったトレッキングシューズにしました。
しかしメジャーなのはランニングシューズやウォーキングシューズになるようです。
別記事で紹介しますが、私は2日目から最終日まで足裏の痛みに悩まされました。
そのためできるだけクッション性、歩行の補佐に優れた靴やインソールを買った方が
よかったのかなと思いました。
実際現地のモンベルで買い物をした際は「えっ?この靴で歩いてるんですか?」
と驚かれました。トレッキングシューズはどちらかと言えば少数になるようです。
出来ればゴアテックス製の物でランニング兼トレッキングシューズで
インソールは歩行をサポートするものがオススメです。
じゃあどの靴がいいの?というとオススメとかはありません。必ず専門店で
自分の足のサイズにしっかり合うものを妥協無く選んでください。
靴だけは歩きお遍路の準備で一番妥協してはいけないものです。
歩きお遍路の靴下
※必要枚数は2セット
歩きお遍路と足の豆の話で詳しく書きますが、
靴とインソールと靴下というのは足の豆に係わってきます。
必須な条件としては、速乾性とクッション性です。
靴を買った際に一緒に買っていいと思います。
これもどうせ痛むからと、安いペラペラな靴下を選んでしまうと
歩くとすぐに湿気が溜まり、足の皮がふやけ、豆を作り
痛みに耐えながら歩くという未来が待っています。
(※実体験です。これがあったため、徳島市のモンベルへ寄り道する羽目に)
歩きお遍路で使うカッパ
ゴアテックスのセパレート型のカッパ上下を一枚ずつ持っていきました。
最終的には合羽を着ても蒸して暑く、どうせ汗をかくのでよっぽど寒い時以外
靴が濡れないように下はすぐに着ていましたが、上着は着ずに歩いてました。
このカッパですが、お遍路界では、
どうもポンチョ派とセパレート派で別れるようです。
私も迷いましたが、持ってさえいればどっちでもいいと思います。
双方ともに一長一短です。
この辺りについては、登山経験のある人がセパレート派
お遍路通はポンチョという分布になっている印象です。(体感的に)
歩きお遍路で使う服
・速乾タオル 2枚
・パンツ 2枚
・靴下 2セット
・Tシャツ(速乾)2枚
・速乾インナー(長袖) 1枚
・速乾タイツ 1枚(必要な方)
・トレッキングパンツ 1枚(長ズボンと脱着でハーフパンツに出来ると便利)
・就寝用の上下※必要な場合
(私はできるだけ薄いストレッチパンツと上記のTシャツを着ていました。
大抵宿泊先に浴衣のようなものがありましたが、私はそれが嫌いなので持っていきました。 )
この他には、時期や体質に合わせて長袖や薄いウインドブレーカーのような物
を準備したほうがいいと思います。
私は梅雨の時期でしたので、防寒は合羽と兼用していました。(雨の山の上は寒かったです)
歩きお遍路の小物
・安全ピン(豆つぶし) 5本
針先をライターであぶって豆に刺してました。
・縫い針&糸 1セット
(豆つぶしに使いますが、安全ピンかどちらかでいいです。)
・ダブルクリップ 10個
洗濯物を干す際に重宝しました。
・絆創膏 数百枚
豆の保護、傷の手当などに。
・ワセリン
主に股ずれ、豆のできそうな場所に塗ると効果抜群
・洗濯ネット 大き目の物2枚
・各種医薬品
出来るだけ小さい入れ物で持っていき、必要なら現地で買い足しましよう。
・爪切り
・虫よけスプレー
・ポケットティッシュ
・ゴミ袋
・歯ブラシ、歯磨き粉
・LEDヘッドライト
・ボールペン
・ハサミ
(主に足の豆に使用)
・化膿止め系の軟膏
怪我や豆からの感染症予防のため、一つあるといいです。
・ボディタオル
お風呂で使うあの泡立てるやつです。タオルとかだと洗った気がしない
・ビーチサンダル
一度お風呂に入った後や、宿に着いたあとにちょっとした買い物がある時に便利
・ビニールポーチ
医薬品用、生理用品用、お参り用など分けていれておけば濡れないし便利。
納経帳やロウソクに線香などもこのポーチに入れてました。
・手袋
頻度は低いですが、急坂や山道等で草木をかき分けるような場合にあると便利です。
・耳栓
これが超重要。民宿は大体木造でガサツで配慮の無い人と一緒になると
めちゃめちゃウルサイです。最強レベルの防音を誇る耳栓をオススメします。
野宿編
ここからは野宿の人が持っていた物を追記します。
・テント
・寝袋
・シート(寝袋の下に敷くもの
・クッカー
・バーナー
・食料品
・体も頭も洗える洗剤
・食器洗剤
・衣服用洗剤(食器洗剤と兼用してる人もいました)
・洗濯ロープ
・ラジオ
・小説
実際に野宿したわけではありませんが、ノジュカーさんと一緒に
だらだらと半日くらいくっちゃべってた時に見せてもらいました。
おおよそは網羅していると思います。
以上持ち物はここまで!
次回はお参り編になりますので引き続きご覧ください。
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